藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

今年の友人(2)

*[読書]

今年出会った数少ない良書も、全部書店での出会いでした。

こと書店については、まだwebはリアルに追いついていないと感じます。

 

ギリシア財務大臣を務め、現在はアテネ大の教授の著者が現在の経済と、その矛盾を鋭くでも優しく説く一冊。

経済社会の当たり前、を改めて考えさせてくれる。

これも読むたびに新しい出会いあり。

 

■Dr.ハラリの続編だが、思考の幅の広さが「有史以来」と広く、またこれからのITやバイオテクノロジーの行き先が極論まで考えられている。

大きな振れ幅がある未来に、自分たちはどんな選択をするのかを考える一冊。

 

■今やマーケッター第一人者の森岡さんが認めた人情の一冊。

「クラゲのような生き方をしていないか?」 「臆病な羊かチキンのような人生を送るのか!」と問う著者の「自身のキャリア形成」とか「仕事への情熱」は只者ではない。

孤独なアメリカ本社で周囲のいじめに遭い、罵倒された上司に逆襲に行く場面には妖気すら漂う。

この本は著者の娘さんへ向けて書かれているが、その内容は社会人経験者にこそ響くのではないだろうか。

ここまで真剣に仕事をしている人を私は見たことがありません。

今年もお世話になりました。