藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

共存する判断

*[ウェブ進化論]未知の終わりに。

昨日AIがそのうち自分たちのいろんな判断ミスを諭してくれるだろう、ということを書いたけれど、反対にAIが「成功案内」をするようになったら自分たちの判断はどの程度影響を受けるだろうか。

AIとバイオテクノロジーが人の寿命を伸ばし、政治や国の統治も人の判断が要らなくなる…

というハラリ教授の予想は極論過ぎて、という感じが段々しなくなってくる。

すでにAIの推論を参考にして法律業務や製造業にも実装が始まっているというから、恐怖というよりは「そういう共存関係になるんだなぁ」という感慨の方が強い。

 

今でもすでに自分たちは天気予報を元に行動したり、ウィルスのパンデミックの情報などに右往左往している。

これがもっと具体的に「あなたの職種の仕事は無くなってきています」とか「転職するなら今です」とか「この人と交際してみてはいかがですか」と言われたときに、果たして自分たちはどのような行動に出るのだろうか。

 

昔は週刊誌の占いを見ている人が多かったというが、今度は科学的に見てもその比ではない。

AIが示唆する「将来予測」に対して、自分たちはただただ振り回され、そしていつの間にか「ある一定の秩序」へと導かれる可能性は十分にあると思う。

 

もうすでに抗う方法はないのかもしれないが「選択の意思決定」は最後は自分でしたいものだ。