藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

無駄が育つ

*[ウェブ進化論]次の二千年。

三回目の読み返しになるけれど、ようやく「何のための宗教が芽生え、なぜ哲学が出現したのか」ということが分かってきた。

こういうテーマは「部分理解」と「全体の文脈」が同時に見えてこないとなかなか知識が生きてこない。

ハラリ教授の著作にも指摘があったが、それにしても

「哲学とか"知の爆発"」が起こったのは、農業が始まって定住生活が原因で、それが「貧富の格差」を生み、しかしながら「富裕層が特に仕事をしない食客を抱えた」ことが発祥だという。

その構造が現代にも色濃く残っている。

「お金」という恐らく人類最大の発明は、紀元前前後の人間たちに「知の爆発」をもたらし、いまだ自分たちはその出口を見つけられていないようだ。

 

とは言っても、ごく最近にはその「お金の呪縛」を解き放とうという動きが、特に若い人を中心に芽吹いているようで、いよいよ"新時代の人類"が生まれるのかもしれないと思っている。

 

人は、実は「二千年の帯」くらいで進化しているのかもしれない。

2022年からの二千年は、実はこれまでとは全く違った常識で動くのではないだろうか。

 

資本という「最大の呪縛」から逃れた人類は、次は果たしてどこへ向かうのだろうか。