藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

体の選択

*[ウェブ進化論]現場だけにあるもの。

ここ数年、営業の現場で新しいことをやってみて気付くのは、つくづく「失敗から学ぶもの」の有り難味ことである。

 

例えば、自分は営業に適性があると思っていたが「実はあまり向いていないかも」とか「少なくともコミュニケーションを取るのがそれほど上手くないぞ」とかいうことを気付かされたりする。

で「それならどこをどう工夫すればいいのか」ということに考えが及ぶわけで、現場に行かずにふんぞり返っていたいたら、そのまま気付かずに人生を終えるところだった。(汗)

 

そして反対に「うまく行ったこと」についてはほとんど記憶がない。(嘆)

「普通だった」「たまたまだった」という風にしか感じられず、よく言う「成功体験」というのはなかなかに得られないものなのではないだろうか。

 

"失敗に学ぶ"とはもう常套句だが、むしろ「失敗からしか学べない」という方が正しいだろう。

よく「迷ったら厳しい方を選べ」とも言われるが、尋常に考えたらそんなことはできるわけがない。

けれど「そちらに行かねば、その先はないかもしれないぞ」ということを思えば選択の理由は逆転することもあるだろう。

 

大事なのはそういうことを「経験として体に染み込ませておくこと」なのだと思う。

反射的に動けなければ、誰だって楽な方に行きたいですから。