藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

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*[ウェブ進化論]営業の難しさ。

昨日「失敗を防ぐ対処」のことを書いたけれど、過去の失敗を振り返ってみると、全ては「営業の失敗」原因しているような気がしている。

以前、営業とは「誰に何を売るかということ」だと書いた。 

「誰に何を売るのか」というシンプル過ぎるこのテーマに、実は深い根本的な意味があるのだと思う。

よく「いい技術が必ず受けるとは限らない」とか「高品質なものが売れるとは限らない」などと言われるが、「求める人に求めるものを売る」という原則から外れて「技術ありき」とか「高機能ありき」で事業を始めると思わぬ失敗をするものだ。

 

「まず自分でできること」から」から発想するのをやめて、フラットに「世の中で求められているもの」を考えてみたい。

例えばいま盛んに喧伝されている"DX化(業務の自動化)"がなぜ浸透しないのかというと、それは"現場に支持されていない"からである。

彼らは「自分の仕事が合理化されてしまう恐怖」を根底に持っているから抵抗するわけだ。

つまり「それを望んでいない人がいる」ということを承知で「誰に何を売るのか」ということを考えないと、思わぬ落とし穴にハマることになるだろう。

 

人は「決して合理的なだけでは行動しないし、そして自分のことを第一に考える生きもの」なので、ことマーケティングに関しては最新の注意が必要だと思う。

 

ターゲットをよく考えよう。