藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

来年以降の様子。


今年もあと六日。


今年は昨日のクリスマスで仕事がお終い、という会社が意外に多いという。
景気のいい会社がそうなのだろう、と思っていたらその反対でいよいよ「サービス規模そのもの」が萎(しぼ)んできた会社が多いと聞く。


一つ一つの事象は些細な見え方だが、いろんなところで衰退の兆候ははっきりと表れているようだ。

伸びない雇用


昨年に続き「派遣村」の再発足が取りざたされている。
あまり報道されていないが。


気になって調べると現在の完全失業者は340万人!

昨年比で90万人増加しているという。


年末のケアだけでどうにかなる問題ではない、と改め思う。
そんな中の新卒者採用。

大卒内定10年春28%減 減少率最大、電機・金融絞る。

先日、ある就活中の派遣さんに聞いたのだが、ハローワークの主宰するワンストップサービスを利用したところ、「ワンストップ」で自分に仕事がない、ということが分かるようなサービスだった、と嘆いていた。(なるほど)



何もかも全部鳩山さんのせいにしても仕方ない。

ただ雇用がない、と言う前提に立った施策は早急に立ててもらいたいものである。
縮小経済の影響は、思いのほか広く、回復にも時間がかかる、というか今は回復のめどすら立っていない。
これからずっと続くだろう「上り坂」を考えると、ただ今の状態を耐え忍べばなんとかなる、というマインドとは根本的に違う姿勢が必要なのだと思う。


自分のイチ押しのアイデアは「世界一安全で美しい国、Nippon」なのだがなんとかならないだろうか。
公務員を三倍増し、警官を増やして景観を整え、観光と安全を徹底的にアピールする、という主旨なのだが、これとて数年がかりでやらねばならない。
オリンピックの一発誘致、などよりよほど根治策だと思うのだけれど。

<NIKKEI netより>

大卒内定10年春28%減 減少率最大、電機・金融絞る 日経調査

 日本経済新聞社が17日まとめた2010年度採用状況調査によると、主要企業の大卒の採用内定者数(10年春入社予定)は今春入社した人数に比べ28.6%減の約7万4000人となった。
2年連続のマイナスで、減少率は1995年度の調査開始以来最大だった。
景気後退を受け、製造業や金融機関が軒並み採用を減らす。
11年春の採用計画については8割の企業が「未定だが10年春と同水準」と回答しており、厳しい雇用情勢が続きそうだ。

 調査は主要1001社を対象に10月1日時点の内定者数を聞き、910社から回答を得た。