*[ウェブ進化論]見えている自分とこれからの自分。
60歳の自分が2-30代の人と話をしていると、時に「ああこれから色んな苦労をするのだろうな」と思えてしまうことがある。
年の功というやつかもしれないが、若者にとっては大きなお世話ということかもしれない。
そんな「世代間の印象風景」といったものは、これまでもずっとあっただろうし、これからも続いていくのに違いない。
それはともかく。
「60歳の自分を70歳、80歳の自分が見たらどう思うのか」というのは十分"想像に値する話題"なのかな、と思ったのだ。
何なら他人である年上の先輩に「今の自分はどう見えますか」と聞くのでも構わないが。
けれど「20年後の自分が見た今の自分」はよほど切実ではないかと思うのだ。
今の自分は「これからの自分の中では一番若い」。
けれど「これまでの自分の中では一番の年寄り」でもある。
過去の自分を触ることはできないが、これからの自分はある意味自由でしかない。
80歳の自分が今の自分を見たら、果たして何というだろうか。
どうせ「経験値でしか学んでいけない」と何も言わないかもしれない。
けれど20年若い自分を見たら「まだ比較的若く、これからの選択肢もたくさんある60歳」に見えるのではないかと思う。
決して「もう終わりだね」とは言わない気がするのだ。
つい「これまでの人生で最長老の自分」のことばかりを考えてしまうけれど、どうしたって今が一番若い、というのが自分たちでもある。
ぜひ、これからのことを考えましまょう。