藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

微罪で躓く若者たち。

東大生、日大生、取り込み詐欺で逮捕。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051108.html

航空自衛隊百里基地二等兵自転車泥棒で免職。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_05/t2007051205.html



↓これは微罪とはいえぬが。しかし
 放校、前科を賭してやることか。


同大ラグビー部員3名、逮捕。
産経ニュース


わいせつ行為を目的に女性を無理やり車に乗せようとしたとして、(中略) 調べに対し、3人はいずれも「ナンパのつもりだった」などと容疑を否認している。(中略)


3人は前日夜から「女を物色しよう」などと話し合い、別の知人名義の乗用車で付近を徘徊(はいかい)。
豊田容疑者が運転手役、ほかの2人がそれぞれ女性を羽交い締めにする役、乗用車に連れ込む役などと分担していたという。
(後略)

こりゃアウトだ。
ナンパのつもりて。
そんなつもりで犯した罪だろうか。


よく弁護士の間で、「量刑相場」とか「求刑と量刑の研究」などが話題になる。


専門的な話はともかく。


中学時代の教訓

中学のとき、生徒のカンニングが発覚し、教師からある解説があった。
興味深く聞いたものだ。

カンニングはやってよい。だが、見つかれば停学か退学だ。それでも『やる価値のある』カンニングはやってよい。


入試も同じだ。見つかったらその年は確実に棒に振る。それでも『やる価値のある』カンニングならやってよい。


やるなら、『絶対に見つからないしかけ』で、しかも『確実に答えの得られる』カンニングでなければならぬ。


カンニングペーパーや辞書など、恐らく、ものすごく周到な準備が必要だ。


そんな『負の力』に懸命になるか、まともに勉強して『正の力』に努力するか、それは君たちが決めればよい。


ところで私なら正しい方向に努力する、以上。と


学生ごころに、なるほど教師、上手いこと言うなぁと思ったものだ。


間尺に合う犯罪はあるか


取り込み詐欺の東大生。
自転車泥棒自衛隊員。
ナンパ気取りの(わいせつ目的略取)同大生。


間尺に合わぬ。
正気ならやらなかった、のではないか。


考えてみると、すべての犯罪はそんな風になっているか。(当たり前か)


やったらソン、と。


間尺に合うのは怪盗ルパンの宝石泥棒くらいか。
(窃盗だし成功率高いし)


量刑を重くすれば犯罪抑止に直結、と単純にはいかぬだろうが、チンケな事件を起こして人生を踏み外す悲惨なケースは、未然にとどまってもらいたい。


生涯の悔いとなるだろう当人の身を案じると、どうも他人ごとには思えないのだ。




そんなこと書いてたら、現役の東大教授が痴漢で逮捕と。(驚)
http://www.asahi.com/national/update/0515/TKY200705150196.html



ああ、ミゼラブル。