マイクロソフト、リナックスを235件の特許侵害で告発。(よく数えたわねぇ)
訴訟こそ起こしてないが、Linuxカーネル、ユーザーインターフェース、OpenOffice.org などのオープンソース群が「的」になっている。
MSの出方によってはオープンソース陣営(ソニー、Red Hat、IBM、NEC、Philipsなど)との特許戦争となる可能性もある、と。
MSはともかく。
知財ウォーズはともかく。(これとて充実感は薄いが)
MSのスティーブ・バルマーは
「公平とは公正であることだ。」("What's fair is fair,") という。
また、
「われわれは知的財産を尊重し、尊重する人を支援する世界で生きているのだ」
とも。
うむぅ。
こういう発言、米のCEO臭がプンプンしないか。(顰)
徹底的に自社サイドに立ち、自分のもてるロジックを総動員してアドバンテージや正当性などを主張する。
アメリカ人が自分を売り込むときの意気込みに、相似る。
今年初めに読んだ「ハーバードMBA留学記 岩瀬大輔著」を思い出す。
「ビジネスの世界で、真実を語るということがいかに難しいか、白黒がはっきりしないグレーのもんだいについては、いかにほとんどの人がそれを自分に有利に語ろうとするか
(後略)
「グレーを自分よりに語る姿」
とてつもなく小ざかしくないか。
たとえビジネスと言えど。
たといその場は勝利すとも。
主張しなければ、負けることばかりか。
それでもそう思う。
「グレーを取り合わないで共生できる世界」を切り開いていくしかない、と。