体の正中線は、脳のてっぺんから、股の間までをまっすぐ突き抜ける。
「正中線をくずさぬ」とは、この線上に自らの重心を置き、ブレないことだ。
では「心の正中線を保つ」とはどんなことだろうか。
自分以外の影響。
いわゆる闘技、は対峙する相手との正中線の「崩し合い」だという。
相手との「間積り」と「重心」の駆け引きだと。
心中はどうか。
自分なりに一言でいえば、「平常心」か。
ビジネスぽくは「客観性の維持」とか。
ビジネス・パーソンたるや、外に出れば7人の敵がいる…なんて古くさいが、
自分たちの日常は、常に「外部」と接触し続けている。
仕事も遊びも。
こと仕事では、ある理念やルールに則り、何らか共通の目標に向かっているわけで、お互いにかなり明確な責任や義務を持っている。
自分が完全にコントロールできること(いわゆる「影響の輪」)はいいのだが、
関係があるのに、管理しきれない事柄(関心の輪)に出会うと、しばしば「不測の事態」に遭遇する。
そこで心の正中線。
「意識する」こと
相手の「意に反した」反応。
- 批判的
- 否定的
- 敵対的
- 無関心
- 侮蔑的
- 攻撃的。
事前に予期していない時ほど、「狼狽」してないか。
その瞬間、「心の位」を崩している。
改めてそう思う。
自分など、今でもそうだ。と今気づく(驚)
昨日、雨の泥ハネがあったおかげで、心の正中線に考えが及ぶとはおかしなものだが、よかったと。
予期せぬ反応にあったその瞬間、「揺れた心」をどれだけ早く「正中線」に戻せるか。
意識せねば、自然に戻ってくるまで結構な時間がかかり、その間冷静な判断はできぬ。
また、「そうなっている」自分に気づかぬ。
心が動揺したその瞬間、「正中線の位置」を確かめる習慣をつけようと思う。
熟達の様子をまたエントリしたい。