藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

今会えること。


偉大な故人たち。


フルトヴェングラーやら、カール・ベームトスカニーニワルターマゼールとCDで聞ける作品もいいが、
オケで直に聞ける演奏、はそれだけで何倍もの価値を感じる。


「音」だけで映像の残らない故人の映像や、「音」すらのこらない古典派の人たちの演奏が聞ければ凄い価値を生むな、と思う。


ベートーヴェンが自ら演奏する熱情、とかリストが弾くショパンエチュード、とかは好きな人にはトンでもないお宝だ。


いつか技術がそんなことを解決しないだろうか。


脂のりきる。


ウラディミール・アシュケナージ
(N響ホームページより)














旧ソヴィエト出身で大の親日家。
ピアノも達人。


表情がとっても優しい。


自分のピアノの先生は彼と親交があり、30年前の日本公演ではリハーサル用のスタンウェイを提供していた。
とても紳士だったと話していたのを思い出す。



そのアシュケナージが3年前からN響音楽監督を務め、来月に任期を迎える。


少し寂しく。






6月30日、最後のベートーヴェン6番、7番を振る。
(7月13日よりNHKハイビジョンで随時オンエア)








N響としては、これが最後。
見逃せぬ、と。






続いてロイヤルシート


ニューヨーク・フィルハーモニック演奏会。


ロリン・マゼール指揮。



ワーグナー・歌劇タンホイザー序曲。
ドヴォルザーク交響曲第九番ホ短調作品95「新世界から」
ビゼー組曲アルルの女からファランドール



ボリュームたっぷりのプログラム。








巨匠マゼールの指揮姿、舞うように美しい。