藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

ツブしのきく人。

ツブしのきく人。
ツブしのきく職業、などと言う。

【つぶし】
――が効(き)・く
それまでの職業をやめても、他の職業また他の分野の仕事でも十分やっていく能力がある。

三省堂提供「大辞林 第二版」より

まあ失礼な話だが、しかし「ツブし」という言葉は幅が広い。
なんとなく、その中には悲しみとか悲哀、みたいなものも含み、でもグシャッと潰れて、それでいてまだくたばらない、ちょっと図太いよな感じもある。


例えば「薬学部」はツブしがきくが、「文学部」はどうにもイカん。


職業によって、あるいは「その会社にいるからこそ」成り立っている能力、というのがある。


文章能力、とかプレゼンスキルとかはどんな職業にも汎用だが。
例えば、ある特定の書式(M&A)とか、手続きにのみ非常に精通している、というようなスキルは、希少価値が高い分、「そういったニーズ」が廃れ始めたときにリスクが高い。
まあその分、重宝されたりもするのだが。