特許庁は特許の付与対象を、モノから「ソフトウェア」へと拡大するという。
プロパテントと言えば聞こえはいいが、規制の強化でもある。
知財の未来はまだ確かな方向を見いだしておらず、「規制と緩和の間」をしばらく行き来するのだろう、などと感じていた矢先。
またジョブズ
音楽業界では、ネットの違法配信が3.3億から4億曲に激増した、と大騒ぎ。
そしてそんな中。
アップルは止まらない。「米アップルはi-Tuneストアで販売する一千万曲のうち、八百万曲をコピー防止なしに販売するという」。
日本での形態のはまだ検討中とのことだが。
良心への挑戦
自分は、これはジョブズの「性善への挑戦」だと捉えている。
一方ちまたでは、コピー防止だのコピー10だのいろいろ揉めているが。
もちろん経済原理もあるだろうが、「音楽を楽しむためならば、一曲1ドル程度のコストを払う。」それが出来る人間が「正当なユーザー」である」という常識。
音楽は芸術であり、それを楽しむために、少しのコストを当然払いたい。と正しく理解する人たちこそが、本来の「聞く資格を持つ」対象。
逆にそれができず、陰でコピーしてコソコソするようなら、残念ながら芸術作品を鑑賞する資格はまだないのだ、というテーゼにならないか。
店員がみていないお店で万引きをしてしまうのは、まだ「その人」に客としての資質が備わっていないのだと思う。
それが教養であり、品というものだろう。
ぜひ積極的に1ドルユーザーになろうではないか。