藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

四月。

<政治>
定額給付金支給開始へ
企業向け資金繰り支援、3兆円追加へ
政府、IT三ヵ年プラン発表、3兆投資で40-50万人雇用をねらう
桝添厚労相、雇用助成金1.5兆追加を発表
生保保護機構、大和生命に280億円援助へ
2009年度予算、27日に成立へ
北ミサイル迎撃準備、パトリオット各地へ配備


東証10日、26年ぶりバブル後最安値、7086円
東証、8000円台回復、23日
西松建設献金疑惑で小沢党首の公設秘書逮捕へ


オバマ大統領、アフガン派兵4000人増員へ
FOMCFRBの長期国債29兆円の年内購入を決定、政府の追加資金供給1兆ドル超に
イラン駐留米軍、9月末までに1万2千人撤退へ
韓国ウォン急落、一時11年ぶり安値に、2日
NYダウ6763ドル、12年ぶり安値、3日
NY続落、6594ドルで安値更新6日
オバマ大統領、AIGの巨額報酬支払い阻止を指示
AIG役員報酬、米司法当局が調査開始へ
英失業者数、200万人突破、リストラ加速


<社会>
成田空港で貨物機着陸失敗、乗員二名死亡、23日
DV過去最多、前年比二割増の25,000件超
企業社債発行額、十年ぶり高水準に
AIG、幹部にボーナス返還請求へ


<経済>
1-3月大企業景況判断-51.3%、過去最低を更新、内閣府財務省発表
ローソン、am/pm買収へ
明治安田生命、来店型店舗を展開へ
損保ジャパンと日本興亜経営統合発表、2010年に
ホンダ、ハイブリッド新車インサイト、計画の三倍超1.8万台受注
任天堂Wii、世界累計5000万台達成へ


UAE政府系投資会社、ダイムラー筆頭株主


パシフィックHD、会社更生法申請、負債1600億円、再建ならず。10日
大手損保、7社中3社が最終赤字へ
マンション分譲のアゼル、破産手続き申請へ。負債442億


半導体大手スパンション破綻、日本法人に続いて破産法申請へ
AIG、2.9兆円追加支援で政府と合意へ
AIG、最終赤字3.6兆円見込み
英政府、ジャガーとランドローバーに最大36億円支援へ
GMワゴナー会長辞任へ。政府支援策発表前に

構図は変わらず


三月末の決算発表、六月の株主総会へ向けて、まだ気持ちの悪い「底抜け感」は残っている。
一端、在庫調整などが落ち着いた、という向きもあるが「消費半減」の時代にまでまだメーカの体制が追いついたとはとても思えない。


消費半減→製造業半減→サービス業激減→へのシナリオは、まだ終息していないだろう。
アナリスト各氏、シンクタンクの予想も「消費がどこまで回復するか」という話題が多いのだが、どうも賛成しかねる。


もうそれほどの「消費社会」には戻らないだろう、という読み。
「経済成長」を「絶対的に善」とする時代が終わるのだ、と思えてならない。


政治家と、アナリスト諸氏はいまだに「次の経済発展」について「いかなる方策を施すべしか」との議論から論点を変えようとしないが、今回はむしろ一般市民の方が頭の切り替えが早いようだ。
というか、もう「経済屋の言うなり」は信じられない、という諦めモードになったということだとも思う。


確かに経済発展、つまり「貧困」をなくすことが世界平和への近道だ、とする説は一見正しいようだが、それが無限のエネルギー消費と、人口増加と地球温暖化、を伴うものだと分かった来た今、「発展軸」のみを正解とするのではなく、「他の価値観の軸」を打ち立てることは、「別の国を打ち立てる」くらいに重要な出来事だろう。


これがやれるのは今先進国、と言われる「一通りの収奪、発展」を経験してきた国々の「英知」でしかないと思う。
経済発展という「馬上」から、いち早く、自ら降りること。
わが国の発展はGDPにあらず、と意思表示できた国が次の時代の思想的リーダーとなるのではないか。
やはりこれに名乗りを上げるのはフランスか、アメリカかとも思うが。


日本はまた二番手だろうか。


リーダーシップの取れる国家だと信じたい。