藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

IMF債。

G20会議で、新興国向けの資金を現行の24兆円から三倍程度拡大するという。

70兆円あまり。

資金源はというと、IMFは「札」を刷れぬので債券発行らしい。

IMF債」。


いよいよ借金も国債を超えて「世界債」。

この世界債の格付けが崩れ始めたら、もうその先はない。
中国がこの債券の買取りを検討している、というが、IMF債とか、ユーロ債とか、そんなものが出回り、それが信用不安になったところが万事休すかと思う。


世界中の紙幣がすべて「超インフレ」にさらされて著しく価値を失い、日用品とか、食料とか、金の買占めなどが起こる可能性がある。

お金はあくまで物品の流通の手段であり、実体経済の主役ではないのに、それが「怪物」に変身して暴れまわった挙句のなれの果てかとも思う。


延命措置はいつまで効力があるか分からないが、また超インフレになったとて日々の生活に慌てず対処すれば、それほどの恐慌ではないとも思うが、ともかく「底が抜けそうな」2009年度の予感。


エイプリル・フールになりませんよう、

IMF新興国支援の資金枠3倍に 首相「無条件融資を」


 日米欧と新興国など20カ国・地域(G20)は国際通貨基金IMF)を活用した新興・途上国の支援策で合意する。
4月1日夜(日本時間2日未明)ロンドンで開幕する首脳会合(金融サミット)で議論し、IMFの融資枠を現行の2500億ドル(約24兆円)から3倍超に拡大する方向。
麻生太郎首相はIMFによる無条件の融資制度を提案するほか、IMFは初の債券発行などによる資金調達の増強策検討に着手、中国が購入検討を表明する。IMF債が金融サミットの焦点に浮上してきた。


 金融サミットでは新興・途上国支援に向けたIMFの融資枠拡大の目標を協議する方向。
IMFは昨年秋時点で2500億ドル(約24兆円)だった融資能力を少なくとも2倍に引き上げる必要があると主張、従来の3倍となる7500億ドル超に引き上げる案などが浮上している。
具体的な数値目標を盛り込めるかが焦点となりそうだ。