藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

次の政権。


<政治>

大企業の設備投資、昭和31年以来最大の9.2%マイナス、4-6期、日本政策投資銀発表
厚生年金10.2兆、国民年金1.12兆円の赤字、社会保険庁発表、戦後最大の赤字に
7月の完全失業率、5.7%で過去最悪に


ドバイ原油、年初来高値を更新、1バレル73.3ドル、6日
フォード、米新車販売が1年8ヶ月ぶりにプラスと発表
財務省7-9月期の(国債による)資金調達、二割減と発表38.6兆円に


<社会>

3日、裁判員制度で初開廷、判決は来月6日に
10日、台風9号西日本で豪雨、12人犠牲に
11日、早朝神奈川で震度六弱、東名高速通行不能
kmタクシーの国際自動車、二年間の事業停止へ。運転手の超過勤などの道交法違反で
酒井法子夫妻、覚せい剤使用で逮捕


15日、新型インフル、沖縄で国内初の死者発生
韓国でも死者初確認、感染者2000人強に
金大中氏逝去、国葬2万人が参列、23日


<経済>

ローソンとマツキヨ、ITなどで業務提携発表、共同出資会社設立へ
パナソニック4-9期、最終赤字1000億に縮小
日経平均、年初来高値更新、10375円
三菱ケミ、三菱レーヨンを買収、脱石油へ


ユニクロ、7月の売上高、4.2%減、9ヵ月ぶり前年割れ
トヨタ、4-6期、最終赤字700億と発表、来年三月期は4500億の予想
百貨店大手、7月売上軒並みニ桁減、衣料品など不振響く
みずほFG、4-6期最終赤字44億デリバティヴ保証などが響く
月の分譲マンション着工戸数、過去最低に
東芝、攻めの経営凍結、設備投資、三年で5400億円を発表
TBS、22年決算49億の赤字見込みを発表

リーダーズダイジェスト、破産法申請へ、17日

過半数の波。


8月30日午後10時20分。
民主党議席が240を超えた。(朝には308)
確かに、与党の幹事長とか、元総理とか大臣とかもボロボロに落選してている。


エラい選挙である。が。
政権交代、の圧力はそのまま現実の閉塞感、を表す。


政治の裁き、が変わったとて本当に国中の閉塞感を解決できるのか、というとそう簡単ではないだろうことは、想像に難くない。
問題は政党とか、政策ではないのかもしれぬ。


先ごろアメリカに出張した時、日本車が人気だ、と言う話を聞く。
それもハイブリッド車
それはなぜか?という問いの答えを聞いて驚く。
ハイブリッド車に消費することで、少しでも地球環境に貢献しているように思える」とのこと。
自分の貯蓄を使ってする消費については、画期的なことである。


そう考えると、もはや政治は「過半数を取るかどうか」の政党政治の時代ではないのかもしれない。
もっと大きな枠組み、いや「わくぐみ」と言う言葉がすでに政治用語か。


国として、製造業の比率をどうシフトしていくのか、
輸出の割合を増やすのかどうか、
食物自給率とか、農業の国策をどうするのか。
だから、そういう戦略にのっとって国民の教育、とかはどうするのか。


これから、自分たちが日本という国の中で、だからこそいろいろと考えていくことは、ずい分深くあるのだろうと思う。
目先の十年、ではなく、数百年を見据えて、自分たちの生活とか、職業とか強みとか、そんなことを考える土壌がぜひともできてもらいたい。


政権交代、が目的そのものではないのだ、ということを開票日に強く感じる。