藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

海外を見ること。


アジアの国際化への熱意昂揚(特に中国・インド)が話題になる中、日本人の留学生は11%も減少しているという。
自分は英語は必須だと思うが、必ずしも海外経験が必要かどうか、ということには確論を持たないが、それにしてももう少し挑戦者マインドとか、広い世間を見てみてもよいのにと思うがどうだろうか。


短期留学、などと言わないで二、三年は海外で暮らし、また海外から日本を眺めてみるのはいい経験になるのではないだろうか。

日本人留学生11%減、落ち込み過去最大 内向き鮮明に
2008年、文科省まとめ

海外の大学や大学院に留学する日本人が急減していることが22日、文部科学省のまとめで分かった。2008年の日本人留学生は6万6833人で前年に比べて11%減少。4年連続で、落ち込み幅は過去最大だった。文科省は「不況や就職活動の早期化などで留学を避ける若者が多い」と分析。一方、日本に留学する外国人は約14万人と過去最多になり、日本人の内向き志向が鮮明になった。


経済協力開発機構OECD)や各国などが公表した日本人留学生数を文科省がまとめた。同省は学生の内向き志向を打破するため、3カ月未満の短期留学を支援する制度を11年度に始める。7千人に最大32万円の奨学金を支給。「海外に目を向け、長期留学に踏み出すきっかけにしてほしい」としている。


1980年代に1万人台で推移していた留学生数は90年代に入り急増。04年にはピークの8万2945人に達した。しかし、その後は減少。08年は前年に比べて約8300人減り、98年の約6万4千人に近い水準にまで落ち込んだ。


留学先は米国が2万9264人(前年比14%減)で最も多く、中国が1万6733人(同10%減)、英国が4465人(同22%減)で続いた。上位10カ国のうち、カナダが同35%増の2169人、ニュージーランドが同10%増の1051人になったほかは軒並み減少した。


一方、海外から日本に留学している学生は今年5月時点で14万1774人で前年に比べて7%増え、過去最多になったことが日本学生支援機構の調査で分かった。増加は4年連続。出身国・地域は中国が8万6173人(同9%増)で最も多く、韓国が2万202人(3%増)、台湾が5297人(同0.7%減)で続いた。経済成長が続く中国からの留学生が増加をけん引している。