藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

2011年の始まり。

<政治>
菅首相、小沢氏の出処進退に言及、4日
菅内閣改造、与謝野氏入閣へ、海江田氏経産相
JR東海松本副会長、辞任してNHK会長へ
10年度工作機械受注、前年比2.4倍増、一兆円に迫る
11月環境装置受注57.4%増、海外向け大幅増
11月の産業機械受注、13.1%民需回復


エジプト反政府デモ、死者20名、1000人負傷、29日
エジプト情勢、混乱で日産、鈴木など生産停止へ、31日
ムーディーズ、エジプト国債を格下げに
モスクワ郊外の空港で爆破テロ、31人死亡、25日
中国主要70都市不動産価格、前年比6.4%上昇
中国不動産開発投資、10年33.2%増、61兆円に
中国国有企業の利益、過去最高、10年度37.9%増の25兆円に
中国新車販売、日本勢トップ10から陥落、VWGMが躍進
中国、輸出三割増、二年連続輸出首位に
中国、ポルトガル国債購入見込み、10億ユーロ程度
ドイツ10年3.6%成長、東西統一後で最高に、新興国への輸出倍増で
シンガポール10年輸出額23%増、過去最高に
米年末商戦、売上高が過去最高5.7%増に
ムーディーズインドネシア格上げBa1に
ブラジル、14年まで平均成長率5.9%見込み
欧州新車販売、10年度1300万台割れ、14年振りの低迷


ギリシャ格下げ、投資不適格級に
チュニジア政権崩壊、外国人出国不能に、17日
チュニジア政変で死者78人、経済損失1700億円に
ティージョブズ休養で波紋、サムスン株が影響で上場来高値に、18日
アップル株、一時8%下落18日


<社会>
2010年の世界気温、過去最高タイ
米主要6大学への留学者数、日本は5年で36%減に
鳥取で大雪、2.7万戸停電
鳥取雪被害、漁船など260隻が被害に。車も1000台動けず
新透明、12年夏に一部開業へ。制限速度120キロに
熊本で消息不明の機体、遺体とともに山中で発見、4日
年末年始の交通事故死、過去最低の56人。飲酒原因はゼロに
トヨタ派遣社員400人を四月から正社員雇用に
JR東日本、ダイヤ変更に伴いトラブル相次ぐ、18日


米失業保険申請、3.5万件増に悪化、一週間で44.5万件に
スイス元銀行投資家、ウィキりークスに脱税資料提供
ブラジル水害、死者500人超す
インド、インフレ率8.43%、食品価格急騰

<経済>
イオン、最終黒字491億円
りそなHD、公募増資6300億円を発表
ドコモ、スマートフォン累計100万台突破
ビックカメラ、最終黒字7億300万
羽田空港、貨物取扱量3.4倍に
キューピー8年振り最高益、前年比17%増
東宝、年間興行収入過去最高、749円
HOYA、純利益50%増
第一三共、純利益67%増に
川重、最終黒字290億円に


ダイエー、46億円の赤字
ベスト電器、4Q黒字9億円に下方修正
ファストリ9-11月期、減益35%減、ヒット商品不在で




インドインフォシス、10-12期、最高益に
中国石油、天然ガスも毎年二桁増産へ
エアバス、10年受注機数、前年比倍の574機に
フェイスブック、未公開株の米投資家への割り当て中止へ、過熱報道で
サムスン有機EL製造強化で過去最大の3兆円投資へ
東芝、インドで火力発電設備受注、150億規模
グルーポン海外加速、米など三カ国に進出


マイスペース、業績不振で47%、500人の人員削減に

惰力で進む経済


いわゆる一般国民に関係のある指標(失業率とか、補助金申請とか)はほとんど改善していないが、新興国も先進国もGDPが上向いている。
「負け組」と思しき特定の国と、財務面では日本が極端に悪い。
ここでも二極化しているようだが、「勝ち組み」の国の中でも国全体が持ち上がっている、というよりはさらにその中で「二極化」しているようである。

不気味に政変。


ロシアの空港ではテロ。
エジプト、チュニジア、イエメンと政変も続いている。
一番極端な「貧しいところ」から破たんが起きている、と見るがどうだろうか。
アメリカも経済の回復を主張しながら、FOMC(連邦公開市場委員会)などは冷静に「雇用の厳しさ」や「住宅価格や新規雇用の落ち込み」について指摘している。


ゆっくりとだが、「弱い部分」から綻びが始まっている、というのが年初の定点感覚である。
地球規模で眺めれば、(大くくりだが)プレイヤーは変わっていない。
今は彼が調子がいい、今度は彼女が好調だ、といってみてもなかなか「チーム地球」は全体では持ち上がらないのではないかと思う。
航空機がエアポケットに入りながら高度を下げるように、ガクッ、ガクッと落ちながらせめてソフトランディングして欲しいな、というのは虚しい希望だろうか。


地盤沈下の後にも「残る産業と沈む企業」は選別されるものである。
一隻一隻の「賢明なかじ取り」を心がけたいと思う。