藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

あと少し。


目黒の住宅街の殺人事件は報道を見る限り「点と線」が繋がったような捜査が奏功している。


住民の目撃情報→目黒駅の防犯カメラ→東京駅の防犯カメラ→高速バスの乗客名簿→いわき市での捜査、と移動している。
「各所のカメラ」がなければ、それぞれの場面は互いに繋がらなかったのではないだろうか。

全ての街角に

webの進化で低コストのデータ通信はすでに実現している。
全ての街角に、さらにはすべての道に監視カメラを設置してはどうだろうか。
プライバシーの問題が邪魔をするのなら、なにも映像をネットで開放することもない。
悪用されないような中立の団体を作り、そこが「有事」にだけ情報を提供するようにしても良い。

絶対に逃げ切れない。
犯罪は激減するだろう。

世界一安全、しかも「圧倒的に安全な国、ニッポン」の実現はもうそこまで来ているのである。

容疑者、バス乗客名簿から浮上…目黒夫婦殺傷
閑静な住宅街で高齢の夫婦が襲われた事件は、発生から丸1か月を迎えた10日夜、急展開を見せた。東京都目黒区の元会社役員、大原道夫さん(87)夫婦が殺傷された事件で、逮捕されたのは福島県いわき市の無職木村義昭容疑者(65)。

 手がかりは、いわき市と東京を結ぶ高速バスの乗客名簿だった。同容疑者の自宅周辺の住民らは、「やさしそうな男性だったのに」と驚きを隠せない様子で話した。

 警視庁の若松敏弘・捜査1課長は10日夜、硬い表情で木村容疑者の逮捕事実などを読み上げ、「現時点では動機は不明」と語った。木村容疑者は無職だが、以前は産業廃棄物の運搬の仕事をしていた。取り調べに黙秘しており、被害者との接点は浮かんでいないとみられる。

 同庁幹部によると、木村容疑者は10日午後10時過ぎ、いわき市内の自宅前で捜査員に任意同行を求められ、逮捕後、捜査車両で同庁目黒署に向かった。同庁は、いわき市の自宅を捜索したが、有力な物証は見つかっておらず、11日も引き続き捜索を行うという。

 事件直後、ボストンバッグを持って東京メトロ日比谷線中目黒駅方向に逃走した男が複数の住民らに目撃された。さらにJR東京駅の高速バスターミナルの防犯カメラに、似た男がバスから降りる姿が映っており、いわき市を出発した便に、木村容疑者の予約が入っていたことが分かった。

(2011年2月11日09時44分 読売新聞)