藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

腰のメンテナンス。

ヨミドクター、医療情報部発より。

自分もここ数年、体重を絞るにつれ腰痛を感じるようになってきた。
医師に聞くと、「骨盤周りの筋肉の老化ですよ」とニベもないが、ともかく。

マッサージやら色々と試していたのだが、結果この「腰磨き」は正解じゃないかと思っている。
腰痛予防のための姿勢や運動について特集している。

http://www.eisai.jp/diseases-and-symptoms/koshimigaki/index.html
腰の具合の程度にもよるのだろうが、安静にしても悪化は止まらない。
筋トレと同様、定期的に強化して、対処してゆくのが一番ではないだろうか。
同様に「歩く」ということをメニューとして取り入れて日々を過ごせば、毎日「トレーニングを」という重圧からも逃れられるようである。

痛み止めの薬なども、実は一時しのぎの感を脱しない。
また、武道やその他のスポーツを見て見ても、"骨盤の動き"というのは、どうやら人間の"中心"を司るらしいことが分かる。
今はやりのアンチエイジング、などとも関係がありそうである。
歩くにせよ、ストレッチをするにせよ、「骨盤の柔軟性」ということが、老化と関係がある様に思う。

まずは、骨盤を前後に揺らして歩く。
また、朝晩には両足を開いてストレッチ。
多分、腰を中心に上半身と下半身の筋肉が、年と共に硬化する、という現象に対して、ストレッチとか骨盤運動は「アンチエイジング」なのだろう。

薬や耳に心地よい理論にいちいち飛びつくことなく、生物の摂理にちなんで、自分たちの健康維持にはどのような運動が必要なのか、それぞれに考えてみることが重要なのではないだろうか。
そういう心がけのある人とない人では、平気で「20年齢」くらいのギャップがあったりするものである。
老いるのも、それなりに美しく、様になっていたいものだと思う。

歯みがきならぬ 「腰みがき」
医療ルネサンス「腰痛 あきらめない」の記事中では紹介できませんでしたが、「腰みがき」という言葉をご存じでしょうか?

 福島県会津総合病院(2013年に仮称・福島県医大会津総合医療センターに移行予定)の院長補佐で同センター準備室教授の白戸修さん(整形外科)が考えた言葉です。

 文字通り、毎日の歯みがきと同じように、生活の中に腰の手入れを習慣づけようという狙いです。気軽に取り組めるように、腰痛予防のための姿勢や運動について基本的なことをまとめたものです。下記のサイトが参考になります。

http://www.eisai.jp/diseases-and-symptoms/koshimigaki/index.html


 予防だけでなく、慢性の腰痛の治療にも運動療法は欠かせません。白戸さんたちが2004年から05年に行った比較研究によると、鎮痛薬よりも運動療法の方が慢性腰痛に対する治療効果が大きかったそうです。

 白戸さんは「急性の腰痛は安静にしないといけないが、慢性の痛みが続く人は運動療法が必要。『痛いのになんで運動しないといけないのか』という人がいるが、じっとしていたら筋肉が固くなってしまいます。腰痛の予防や治療に大事なことは、腹筋と背筋のバランスが良く、力があり、やわらかいこと」とおっしゃっていました。

 会津総合病院のリハビリ室を見学させていただきましたが、腰痛の手術を受けて入院中の患者さんも毎日少なくとも1回は、理学療法士の指導を受けながら、できる範囲で「腰みがき」を頑張っていました。
 

藤田勝 2008年9月から医療情報部。主な取材対象は、終末期医療、皮膚の病気、歯科診療、感染症など。趣味は、温泉旅行、皿洗い。