藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

沈む雇用。

大手企業のリストラプログラムが加速している。
今年に入って、実に二万人以上が対象になっているという。
こうした「エリート層の離職」は通常の失業率とはまた違った数字を表すに違いない。

それにしても、「縮小する経済」に対し、"挑む経営者"はあまり多くない。
もう「仕事の総和が減る」ということがはっきりしているなら、これまでの経営者も「そういう方向」を見てはどうかとも思う。

今先進国の唱える「雇用の増加」ということには必ずしも一致しないが、しかし「縮む経済」においても、自分たちがこれからやれることは決して少なくない。

大企業の再就職組の人達を見ても「既存の仕事の延長」を望んでいる人が多い。
そうではなく、まったく新しい仕事を志向することが必要なのである。
大企業に棲んだ人たちは、そうした「未踏のジャングルに分け入る」ということに潜在的な恐怖があるのではないか。

未踏のジャングル、といっても日本の中ではずい分と安全な市場なのである。
これからの若者には、そうしたフラットな視点が必要だと思う。

LIXIL希望退職、募集の2倍に 1884人が応募
グループ従業員の4%2012/9/4 19:38ニュースソース日本経済新聞 電子版
 LIXILグループは4日、8月に募集した早期希望退職への応募者数が1884人だったと発表した。当初の募集人数の2倍となり、グループ従業員の約4%に相当する。昨年4月にトステムやINAXなど事業会社5社をLIXILに統合したことに伴う業務の重複などを見直し、人件費を削減する。
 事業会社LIXILや関連子会社の正社員が応募。割増退職金の支払いで2013年3月期に300億円程度の特別損失を計上するとみられる。ただ、昨年のタイ洪水に関連した保険金の受け取りを予定しており、現時点の予想である13年3月期の純利益290億円を据え置いている。