藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

プチ裸の王様。

このお正月に制限なく飲み食いし。
一気に五キロ体重が増えた。
さて、そろそろ元に戻しているのだけれど。
「あれ、ちょっと太りました?」
「少し大きくなりました?」
と人に会うたびに言われる。

で、「今元に戻しているところです」というと、ほとんど
「少しくらい肉があった方がいい」
「あまり痩せていると不健康に見える」
「以前は骨ばっていた」
とか、これまで自分が聞いた事のないような声があって驚く。

「そうか。そう思っていてもなかなか本人には伝えてくれないものなのだ」ということを改めて認識した。

人はみだりに他人が「傷つくかもしれないこと」は敢えては言わないのである。

つまり、ちょっとしたはだかの王様で、知らないところではヒソヒソと噂されていても、なかなか当人には「角が立つ」ということで聞こえてこない。
けれど、そういう声を最も聞きたいのは、実は当人なのだけれど。

と、自分自身に照らしてみれば、やはり極力「相手を刺激しそうなこと」には触れない自分がいたのであった。(嘆)
人間、よほど「ぜひ私についてコメントしてください」という態度を常に標榜していないと、実は他人の客観目線からは外されてしまうのだろう。

ぜひぜひ厳しく、友人たちには接してもらいたいものである。