自分は世界史が苦手でたまたま手に取ったけれど、つくづく一般教養も「先生次第」なのだと思う。
本当にいろんな科目でロールモデルの先生は、一人とは言わないけれど「数タイプの先生」だけでよくなるのではないだろうか。
このシリーズはすでに歴史だけではなく物理・化学なども出版されているから、どんどん広がるに違いない。
そして「学校の意味」は集団生活のリアル体験とか発達の多様性の適応とか「知識習得では全くない存在」になる日は近いのではないだろうか。
自分はもうこんな年になってしまったけれど、webのお陰で世界中の知恵や知識が交換されて「最もいいものに無料でアクセスできる時代」が始まっているのはこれからの若者にとっては、かつてない最高の環境だと言っていいだろう。
「一度読んだら忘れない数学」とか「一度読んだら忘れない哲学」とか「一度読んだら忘れない天文学」なんて、聞くだけでワクワクしないだろうか。
定年後の学び直しだけでも材料は無限に増えていきそうだ。
ネットは少しの時間をかけて「教育の収斂」を実現つつある。
そしていずれは「一人のAI教師」に収束していくのではないだろうか。
(つづく)