本棚を眺めると「いかにその人の様が出るか」とよく思う。
自分の棚には「成功の◯◯」とか「◯◯の法則」とか「失敗しない◯◯」とか、ともかくhow toものが多い。
「ピアノ演奏の技術」とか「ピアノの弾き方」とか、その本を読んで安直にスキルを身につけようという浅慮がバレバレである。(嘆)
"楽して成功"というのがないことは知っているのにこの有様。
薬物に対してだけでなく、人の心がいかに弱いものかと思ってしまう。
糸井さんのブログより。
うまくいくための秘訣は?
→骨惜しみしないこと。
もうこれだけで、他の成功談とかストーリーは「ただ楽しむためだけ」にしておいたほうがいいのだろう。
他人様の成功談をいくつも読んでいるうちにどんどん時間は過ぎてしまう。
周囲の人の成功談とか失敗談は所詮噂話。
ゴシップをいくら聞いても身にはならないというものだ。
そんな時間を練習に向けよう。
手足をともかく動かすエネルギーにしよう。
ほぼ日刊イトイ新聞 - 昨日の「今日のダーリン」
06月24日の「今日のダーリン」・なにを、どうすればうまくいくのか?
いろんなことで、よく質問されます。ぼく自身の、なにがどううまくいっているのか。
それとも、なにかがどんなふうにうまくいってないのか。
あんまり意識してないような気がします。
ただ、ぼくも「うまくいってる」ものに興味はあります。
だれだって、そうでしょう。いまイチロー選手が、ヒットを打ち続けています。
ここ何年かのトンネルを抜け出たみたいです。
どういうことで、そうなったんだろう。
いやもっともっと遡れば、
イチローという選手はどうしてイチローになったのか。
みんなが知りたがってきたし、多くの人たちが、
それぞれにいろんな答えを想像してきています。ある業種のある会社が、とてもうまくいっている。
同じように見える別の会社は、うまくいってない。
また別の会社は、どっちとも言えないような感じ。
だれだって思いますよね、どうしてなんだろう。
うまくいっている会社にあって、
他の会社になかったものとはなんだろう。
それをタネにして、ビジネス本がたくさん出ます。あるいはまた、すっごくモテてる人がいます。
そうでもない人とか、モテない人もいます。
モテてる人は、どうしてモテてるのか。
そういうテーマの雑誌やら書籍やらも、山ほどあります。いろんな局面で人は、だれがどうしてうまくいったのか、
ひっきりなしに考えてきているのです。
その推理や想像そのものが愉しみでもあるし、
そのことがわかったら、じぶんもうまくいきそうですし。ずいぶん長い前置きをしましたが、ぼくはもう、
わかったと言っていいんじゃないかと思うのです。
これが鉄則だと思いますし、これでいいんじゃないか。
「とにかく、骨惜しみをしないものがうまくいく」
この一行のために、骨惜しみせずに39行ほど書きました。今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
骨惜しみしないとは、すなおに、すぐに、すっとやる‥‥。