藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

まだまだ変わる生産性。

人としての「1日の過ごし方」って実はかなり深いテーマなのだと思う。

自分は若い頃からかなりの「夜型」だった。
昼夜逆転、が心地よく学生時代は「浮世離れした時間帯」に棲息していたと思う。
(周囲にもそういう人は普通にいた)

それが社会人になったら「向こう」の時間に合わせるしかない。
そうして三十年が過ぎた…

先日、村上春樹さんが「夜の仕事を辞めて、一番有り難かったことは"早起き"できることでした」と言っているのが印象的だった。

"早寝早起き"
どなたが唱えた五文字かは知らないけれど、自分も五十を過ぎてその"恩恵"に少し気づいたような気がする。

逆に言えば「もう寝てばかりもいられない」ということが身近に迫っているということかもしれない。

次に待つのは「腹八分目」だろうか。

 「朝開示」のもう一つのメリットは働き方改革だ。2013年に「朝型勤務制度」を導入し、夜8時以降の残業を原則禁止した伊藤忠商事では、夜8時以降に帰る社員が3割から5%に減り「働くことに誇りを感じる」と考える社員も増えたという。生産性向上へのヒントは、案外、こうしたところにあるのかもしれない。

決算開示、午後3時以降に集中 「朝一開示」で市場活性化も 市場の力学 ヘンでしょ!日本式
2016/11/22 8:44
 日本では当たり前の市場の習慣やルールの中には、外国人には奇異に映るものもある。視点を変えて在り方を見直してみれば、市場の効率化や経済の活性化につながるものもあるかもしれない。

 4〜9月期決算の発表が集中した11月11日。東京証券取引所では取引終了後の午後3時、会見の順番を待つ企業経営者らでごった返していた。

 日本の決算発表はこの時間帯が圧倒的に多い。「上場企業には(翌日の取引開始までに)決算内容をじっくり分析し、取引してもらいたいとの意向が強い」と東証の青克美上場部長は説明する。

 欧米では総じて朝の取引開始前の決算開示が多い。米国では時差の関係で朝開示が難しい西海岸を除き、金融業を中心に朝7〜8時の開示が一般的だ。英国や欧州大陸でも朝の取引開始前に公表する慣行がある。独ダイムラーの記者向け会見は午前8時スタートだ。

 株価材料はすぐに市場に消化される。「早朝の会見でその日にアナリストなど複数の評価が形成され、株価にも反映される」(ダイムラー

 働き方の違いも背景の一つにありそうだ。ドイツでは一般社員の残業時間の規制が厳しく、夕方まで担当部署の社員を残す習慣がない。

 ではもし、日本でも決算開示が朝9時の取引開始前に移ったとしたら、どうなるだろう。

 考えられるメリットはいくつかある。まず、決算を受けた株式の売買が即座に日本市場でこなせるようになる。「日中時間帯に取引が増え、東京時間の売買が厚みを増す効果が期待できる」とコモンズ投信運用部長の糸島孝俊氏は指摘する。

 引け後の開示内容を基に東証で株を売買したい場合、翌日まで待つしかない。取引所を介さない私設取引システムなどもあるが、個人に十分浸透しているわけではない。

 朝の取引開始前に決算を開示する数少ない1社が松井証券だ。4年ほど前から開示は8時20分。市場関係者の決算分析作業が夜遅くまで及ぶ心配がなくなり「業務の効率化につながる、と機関投資家やアナリストの評価は好意的」(松井証券の和里田聡常務)という。

 マクロ経済統計などの発表は取引開始前が一般的だ。経済産業省は今年2月、鉱工業指数速報の発表時間を午前8時50分から午後3時半に変更しようとした。だがエコノミストらが猛反発、10日足らずで撤回に追い込まれた。変更していたら、統計結果を基にした東京市場での株式売買ができなくなった恐れがある。

 「朝開示」のもう一つのメリットは働き方改革だ。2013年に「朝型勤務制度」を導入し、夜8時以降の残業を原則禁止した伊藤忠商事では、夜8時以降に帰る社員が3割から5%に減り「働くことに誇りを感じる」と考える社員も増えたという。生産性向上へのヒントは、案外、こうしたところにあるのかもしれない。