藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

破格の動機。

漫画やアニメはもともとは国内では確固たる地位を成していたと思うけれど、
海外での評価はうなぎ上りだ。
海外の友人はジブリとか
改めて「漫画ってどういう存在か」を海外の人から考えさせられた。

結論。
「作画のレベル」と「ストーリー」が図抜けて高い、ということらしい。

しかも

対象を「成人」に限っていない。
「幼児から青年層、そして成年層まで全てを対象にしているようだ」と友人は言っていた。

つまり

「あらかじめ、視聴者層を特定していない」というあたりに、日本アニメの凄みがあるようだ。

ハリウッド映画がともすれば「あざとさ」が目立って鑑賞に堪えないのは、特撮とかヒーロー仕立ての「感動を前提」にしたような「製作者の視聴者への意図」が強すぎるからだろう。
数々のヒーローが一堂に会して悪を滅ぼす、みたいな企画がよくあるやつである。

それに比べれば、日本のアニメは「その製作に費やす膨大な努力」に比して「あらかじめ狙う興業効果、つまりお金」とかがストレートに予測できないらしい。

つまり、アニメを作る人たちはかなり「純粋な芸術家」とか「アニメクリエイター」とか「脚本家」であり、"ホレホレ的"な視聴者への「おもねり」が少ないということらしい。

実際現場で画像を作っている人たちは、確かに「一枚の作品を何万枚も作る」ような熱量をアニメに投じているようだ。