藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

作品の熱。

自分の本棚を見られるのは緊張する、という。
自分の思想とか、リテラシーとか価値観とかが、所蔵している「本」にモロに出ている気がするからだ。
数十冊しかない本棚に、漫画ばかりならまだしも、ハウツーのビジネス書ばかりでは「そういう」ことだ。
それはともかく。

映画。
1.まずどんな映画を見て。
2.それをどう感じたか。
というシンプルな2点で恥ずかしい。
ジュラシックワールドを観た」というだけで「はは〜ん」と言われそうではないか。
ミッション・インポッシブルも同様だ。
かといってアニメのペンギンはどうか、とかとか。

それにしても、改めて「映画」というものを企画し、製作し途方もない人手と予算をかけて「世に問う」ということの凄さを感じる。

作家なのか、
表現者なのか、
画家やクリエイターなのか、
エンターテイナーなのか、
歴史家なのか、
それとも風刺家か。

実にいろんな意味が一本の作品に込められている。
そしてそれを読み取るのは、映画館にいる自分たちの能力と感性次第。

「まずどの作品見るのか?」そして
「それについてどう感じたか?」
というのは文芸評論と同じくらい緊張して臨まねばならないという気がする。
本もいいが、映画を改めて鑑賞してはどうだろうか。