藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

実際の、ガラガラポン。

当記事へコメントをいただく人たちに共通の意見がある。

案外"リセット"は近いのではないか。

社会保障費の増大とか、人口の減少とか、富の偏在とか、幾つかの大きな理由はある。
そういうものがここ30年くらいをかけてどんどん堆積してきた。

それがいよいよ決壊する予感がしないか。
という人が増えている。
そして自分もそう思う。

少し整理して考えてみると、「富の循環システムの行き詰まり」なのだと思う。

ここまで発達してきた「グローバル」とか「金融市場主導」の仕組みと「巨大な行政」との運営スタイルは変えなければならない。
だけど「こってこて」に固まってしまった"既得権"はどうにも崩せない。
無理もないと思う。
「そこ」で生きている人に「そこを出て行きなさい」という話はそうそう簡単に進むものではない。

よく「ガラガラポン」と言うけれど、実際にことを起こすのは容易いことではない。
自分の会社でも、自分の家庭でだって無理かもしれない。

ギリギリまで水を湛えた堤防が、ついには崩れてしまうように「リセットの時」はそう遠くなく、日本でも(ベビーブーマー世代が75歳を超える)2025年問題あたり、つまりこれから7年から17年くらいの間には一度「手持ちの現金が紙切れになる時」が来るような気がする。

もうそれだけの「負のシステム」を自分たちは背負ってしまっているなぁ、と実感する人の数が増えている気がしてならない。
でもそれはそれ。
そんな、来る時の処し方をしっかり考えておこうと思う。
自分たちの生活はなくなるわけではないのだから。