藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

仕事の影を知る。

この歳になって、先輩方にはもう引退する人もちらほら。

今さらに日本の若者に必要な教育は「職業教育」だと思う。
強くつよく。

あまりにも「その仕事のこと」を知らずに行き当たりばったりだと思う。
自分も含めて。

親が働く姿を間近に見て、"喜怒哀楽"も肌で知って「よし俺も」と思えるパターンはまだ救われる。
(けれど「よその世界」も沢山あるけど)

最近就職の相談を受けると「その道の人に『本音で嫌なことってなんですか?』を聞いてごらん」とアドバイスしている。

高級官僚、政治家、検事、弁護士、裁判官、医師。
研究者、公務員、科学者、教育者。
日本を代表する大企業。製造、ゼネコン、商社、金融、流通(不動産も旅行も)、小売(飲食も)、メディア、IT。
上場している知らない企業群。(立派な会社がいっぱいあって驚く)
一番多い中小零細、個人事業主フリーランス
芸術家、音楽家
主婦、主夫。
引きこもり。

自分んはタクシーの運転手さんと会話が弾んだら、必ず「どうですか、このお仕事は」と聞いてみる。
「出稼ぎ」「脱サラで」「運転が好き」「気楽」「いろんなお客と話せる」「やり方次第で結構儲かる」「定年がない」
実にいろんな答えが返ってきて勉強になる。 (しかも彼らはずっとラジオを聴いているので情報通だ)
それはともかく。
(つづく)