藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

パッケージの世界(2)

 
*[ウェブ進化論]学びを選択する時代。
世の中のハードやソフトやサービスまでもが「パッケージ化」している。
コンピュータもスマホもどんどん結果重視。
音声AIの発達でさらに加速するだろう。
 
トンと車に乗せれば電気自動車ができるものを持ってきてくれと言われる。
そんな時代の中で大事なことは何だろうか。
 
自分は「原点に戻るよりもマルチ化」することではないかと思う。
深く掘り下げ、一番細かいレベルまで知っている、という分野も一つは欲しい。
けれどそれをいくつもこなすには、時間がない。
 
「どんなテーマにどんな解像度で臨めばいいか」というのがこれからの若者のテーマではないだろうか。
「どんどん表層化し、上辺の便利を追求する世界」と「ものの原理に迫り、未知のイノベーションを追求する」ということを両立させるのだ。
 
そんなつもりで大学や企業での「学びの選択」をするべきではないだろうか。
二十歳前後の若者も、「ほんの三十年」くらいで方向が決まってしまうものだから。
 
 
 
 

日本電産永守会長「ソリューション型のビジネスに」

日本電産永守重信会長兼最高経営責任者(CEO)は16日、車載部品を製造するオムロン子会社を買収すると発表した。主なやりとりは以下の通り。
――オムロン子会社の魅力は。
「モーターを制御する技術は付加価値が高い。モーター全体で1万円だと、制御するための回路部分が6千円だ。ただ、エンジニアが不足している。このままでは(供給が滞り)顧客に迷惑がかかる。(自社製品に合う)制御技術を持つ会社は(自社がホンダから買収した)エレシスとオムロンぐらいしかない」
オムロンには600人程度のエンジニアがおり、これだけのものが手に入れば大きなシナジー(相乗効果)が生まれる。コスト競争力などを発揮できる。(生産や販売の)拠点も重なっていない」
――車載事業の位置づけは。
「大きな柱にしていこうと、非常に力を入れている。モーターは最近は部品売りではなくモジュール化が進んでいる。特に中国(の自動車)企業は技術がない。トンと車に乗せれば電気自動車ができるものを持ってきてくれと言われる。完成車をつくるつもりはまったくないが、そういう変化に対応する必要がある。一種のソリューションのビジネスに入っていく」
--21年3月期に車載事業の売上高を1兆円にする計画を掲げている。
「(1兆円を実現するには)まだ買わないといけないが、対象となる会社がない。まずは自力で売上高6000億円を目指していきたい」
――電動車や自動運転関連で、さらに強化したい分野は。
「安い車をつくらないといけない。EVは価格競争が待っている。カギとなる部品でどれだけ安いものを手に入れられるか。顧客が困っているところを提供したい」
――中国の景気停滞への懸念は。
「長い目で考えれば必ず伸びる。短期的には考えていない。中国マーケットをなめてはいけない。将来はとんでもないマーケットになると信じて投資している」