藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

相続について。(1)

若者向けの話題ではないかもですが。
*[次の世代に]まず本人が向き合うこと。
自分がこの世を去る時に「ちょうどプラスマイナスゼロ」で終わればいいが、多少でも残ったら。
そう考えて、様々な財産の配分や税金のことや事業の先行きのことに悩んでいる人は実に多い。
日本の個人金融財産の「70%を60歳以上の人たち」が保有しているそうだから、さもありなん。
 
で、今50代の人も70代の人も「相続がいつ始まるか」が分からないから、税金の最適な計算方法が定まらないわけだ。
20年後をにらんでもそれが5年後になれば、計画は大きく狂う。
病気で3年後と分かっていても、それでは時間が足りない。
「そんな財産なんかない」と思っていても相続で揉めるのは財産が「五千万円以下」が最も多いという。
家が一軒残れば騒動のタネになるご時世である。
財産の形は様々で、預金、不動産、借地、山林、生命保険とか。
そして「会社」だ。
会社は生き物だから、真っ二つに切っておしまいに、とはいかない。
存続できなくなる可能性もある。
 
財産を持っている60代以上の人は、進んで事前に目録を作るべきだと思う。
それらの将来について「万一相続が始まった場合」をシミュレーションしておく必要があるだろう。
これは大いに孫子(まごこ)のためでもある。
そして自分が築いてこられた会社や他の財産を今後10年・20年先にどうしたいのかを真剣に考えなければならない。
またその「使い途について」はさらに頭を悩ます。
(つづく)