藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

究極の組織

*[経営]管理というハザード(危険を起こすもの)。

一人では生きて行けない現代においては、必ず「他人と関わる」ことになる。
そして家族であれ、仕事であれ何らかの「コミュニティ」を作ることになるわけだ。
そのコミュニティってやつは「放っておくと必ず悪くなる」ものらしいことに最近気づいた。
放っておいてそのままどんどん良くなっていく組織と言うものを、自分は見たことがない。
だから古今東西、実に長いことマネジメントが研究されているのだ、と言えばそれまでだが、組織を「そういう目」で見ると組織運営のルール(目標設定とかホウレンソウだとかレビューとか)とか方法論などは「その組織が風化しないための工夫」なのだと言えるだろう。
そういった工夫がなければ、人が集まって「一つの船に乗って航海する」のは難しいのが人間というものなのだとも思う。
長らく会社には「管理職」という呼び名があるが、
今の時代こうした「集中的に管理する」のではなく、ブロックチェーン的に「互いを承認し合う」組織運営ができないものか考えている。
管理がいらない組織が編み出せれば、究極のマネジメント方式ではないだろうか。