*[次の世代に]集まりの衰退。
昨日「お一人さまのサービス」について書いたけれど、コロナの影響もあり、これから"お一人さま"はますます加速するのではないだろうか。
焼肉は二人以上で参加するのがノーマルだったが、そうでもなくなり。
それまでは「グループで参加するのが普通」だったものがすべてお一人様仕様になってゆく。
例えば映画。
映画館のスクリーンでロードショウ、というのはこれまで疑いがなかったが、VRのゴーグルが普及すればたちどころに必要なくなるのではないか。
第一「開演時間の拘束」がなくなるのだ。
友達と待ち合わせしたり、上演後に語り合う風情はなくなるが、便利なことこの上ない。
結果的に興業の成績も伸びるだろう。
むしろもういつでも見られるのだから、映画人口そのものの底上げにも貢献するはずだ。
ビジネスの世界では「集まる前提」が崩れて会議や商談はオンラインが既に主流になっている。
遊園地をVRが完全に実現するのはまだ先だろうが、「集まる前提」のビジネスモデルは崩壊する可能性があると思う。
「お店」がそれほど必要なくなるのだ。
今のところ残れるのは飲食店くらいではないだろうか。
普通のカフェは必要なくなると思う。
出来立ての料理をその場で提供する、ということの代替はまだないけれど、その他の業態は要注意だろう。
"お店ありき"が常識でなくなる時代は、もうすぐなのではないだろうか。