藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

革命前夜

*[ウェブ進化論]神話の崩壊。

昨日、これからは「集まる前提のビジネス」は危ないと思う、と書いた。

例えば店舗ありきのカフェとか、小売店とかは「家賃コスト」との比較で相当縮小すると思う。

お店に行くのは「散策を楽しむ」とか「偶然のウィンドショッピング」くらいの動機しかなくなるだろう。

あえてそういう"外出体験"をどれほどの人が望み続けるだろうか。

懐かしい友人と会って話すのにも、もうターミナル駅にいく必要はないとしたら。

 5Gか6Gの通信で、自宅や出先のスマホに繋ぐだけで、すぐに実現する。

そこへ向かうときの情緒はないが、これまで技術はそういうものを常に「押し流して」きたものだ。

 

そうなると激震が走るのは、何を隠そう「不動産業」である。

何せ「神話」と言われるくらいに「場所」と「土地」の価値は不変だった。

人が多く集まる場所の、不動産の価値が下がることはなかった。

場所ありき、空間ありき、のビジネスモデルが「もし」崩れたら。

 今の不動産の「人の集積の魅力」は1/3くらいになるのではないだろうか。

 

それでも一等地の人気は残ると思うが、何せボリュームが違う。

ほとんどの業態は「技術に押し流されて」しまうだろう。

長く続いた「不動産業界の構造」をコロナが変えてしまうとしたら、何か運命的な感じがする。

 

コロナ+技術が本当のイノベーションを起こすのではないだろうか。