藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

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*[ウェブ進化論]ようやく、目を醒ます。

「所有」「支配」「競争」「独占」「利益」…

そんな言葉の「あふれっぷり」に驚いたのは、社会人になりたての年だった。

「うわー世の中の仕事ってみんなこんなに必死になってるんだ」と率直に驚いた。

何か(見たことないが)戦場を目の当たりにしたような感じがした。

「所有」という気持ちは元々あった。

自分の世代はまだまだ「いい車」が欲望のトップに君臨していた。

そして働き始めて10年もすれば「そろそろ家を買うか…」とか「そろそろ結婚して…」とあまり疑いなく思っていた 。

今思えば結構「巨大な同調的価値観」とでもいうか。

みーんな「そっち」を向いていることに、全然疑いを持たなかった。

 まさに昭和。

昭和の亡霊と言っていいと思う。

自分がその最中にいましたから、ええ。

 

そんな過去の「当たり前」が急速に変わる今。

つまり「これからのしたいこと」とか「これからのかっこいいこと」が人それぞれになる時代がきた。

 キョロキョロ周りを見回すのではなく、ちょっと首をかしげて「俺ってホントは何がしたいんだ?」とかいう不思議なことを、真面目に考える時代だ。

至極、真っ当じゃないですか。

 

歳を取った人はもちろん、若い人がそういう風に考えることが大事なことだと思う。

まああまり、シニアの自分たちがいちいち言わなくても、すでに若者の目はそちらに向いているようですが。