藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

いま立っている場所

*[ウェブ進化論]30年前の自分に。

"終わりを考えることから始める" とか "10年先の自分から、今に戻ってきたつもりでこれからを考える"というのはなかなか一朝一夕に身につく考え方ではないけれど、それでも都度つど、頭の隅に置いておくだけでも役に立つ。

十年先の自分をイメージするのは大変だ。

けれど三十年前の自分にはっきりと言えることが一つある。

オマエはIT業界に入ったが、この先の変化はエラいことになるぞ。

どんなふうに生きていくのかをよく考えておいた方がいいデ。 

という話だ。

コンピュータ化がどんどん進む、とは思っていたが「技術革新」がまさか起きるとは思っていなかった。

産業革命かも、とまでいわれているくらいだ。

もちろん凡人の頭でそんなことが思い浮かぶわけもなく、ただただ翻弄されているといった現在だが、大事なのはこれからのことだ

 

実は今は「まだ変化の入り口でしかない」かもしれないこと。 

「あらゆるものがネットにつながり」だしてから、まだそれほどの時間は経っていない。

インターネットという通信技術が革命を起こして、まだその入り口にいる。

少なくともまだ"革命のど真ん中"ではないだろう。

 

そう考えると未来はあまり悪くないと思えてくる。

ただそんな「目の回る世界」の片隅の、どこで生きていくのかは想像しておく必要がありそうだ。