藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

no return

*[次の世代に]チェンジのチャンス。

アメリカでは、コロナ禍で地方に退避した人が都会に戻らずに定着し、人手不足で賃金が上昇しているという。

この度の「100年に一度の災厄」を機に、もし「それ」がなかったら100年くらいは変わることのなかっただろう「生活習慣」とか「大事なものの優先順位」などが変化している。

 

災い転じて、ではないが長年「都会で稼いで、国際化して、世界中で作って」と突き進んできた自分たちは、どこか熱病にうかされていたような存在にも思える。

折り悪く、東京なども大規模ビルやホテルの開発ラッシュだったが、いま人のいない都心の巨大ビルを眺めてみると、何か「文明の遺物」のように見えてしまう。

 

ボードゲームなどで「いち抜けた〜」というのがあるが、これからの社会はこの「いち抜け」が許されて、むしろ積極的に「既存の同調から抜けてゆく」というのがスタンダードになるだろう。

まさに一周まわって。

既存のルールに呪縛されて「この世界こそ全て」と思っていた人は、それこそ瘧が落ちたように素面に戻る人も多いのではないだろうか。

 

つまりこういう時宜をとらえて「熱狂から醒めて素面に戻るきっかけ」にできれば、ピンチがチャンスに変わる。

 

常識とか当たり前を疑おう。