藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

縮小戦略

*[次の世代に]縮みに行く。

世界の人口が今世紀末からは減少に向かうとのことで、いろんな意見が飛び交っている。

多分、産業革命が起きてからというもの、自分たちは「縮む」ということに慣れていないのだ。

侵略されて「奪われる」という経験はあっても、「自ら縮む」ということは頭になかったのだと思う。

経済成長とか富の蓄積が統一の指標だったと思う。

つまり「そういう時代」が終わったとみるべきだ。

で次に来るのは「そうじゃない時代」である。

 

経済学者などは「あらゆるインフラの維持ができない」などを理由に経済成長とか富の蓄積を声高に主張するが、それでは永遠に成長が目標になるのだろうか。

むしろ、膨らみ過ぎたそのインフラをいよいよ適正なレベルに「縮める」という発想で良いのではないか。

今の道路や上下水道や電気や公共サービスなどを、永遠に続ける前提で議論するから、話が一方向にしか進まない。

 

会社の経営でもそうだが、ただ成長ありきで「成長星人」みたいになる人も多いが「成長こそが目的」という時代が終わりに来ているのに違いない。(なにかヘンですよね)

「成長以外のこと」が主題の時代がようやく訪れるのだと思う。

 

こういうことが「豊かな時代」ということではないだろうか。