藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

戦いから解放

*[ウェブ進化論]軍備を止められるか。

世界の軍事予算は200兆円ということだが、先の戦争を見ても実戦がいかに悲惨で無意味なものなのかが身近に感じられた。

しかも、例えばこの200兆円が宇宙とか、医療とか、貧困対策とかに振り向けられれば驚くほどの進歩があるという。

(例えば火星に人が住める大規模な基地が作れるらしい)

お金の持つ威力というか魔力というか。

ともかく人類は「そういうもの」を発明してしまったのだ。

 これだけ利害関係者がたくさんいると、現実的には「200兆円を一つの目的に使う」という合意形成はしにくいのだと思うが(これはこれで人間ってバカらしいよね)、それより何より、自分たちはいつまで『軍備』をし続けるのだろうか。

現実の戦争の映像を見ると、その「迫力と虚しさ」にため息を感じた人はとても多かったと思う。

あれほどの戦車やミサイルや兵士たちは、莫大な経費をかけてなぜ必要なのだろうか。

普段は報道の記事でしかない戦闘機や潜水艦は、現実に見るとその「阿呆らしさ」に嘆息する。

 

アメリカは70兆円を上回る軍事費を使い、「最先端の科学技術を育てたり」、また「基軸通貨としてのドルを守ったり」しているというが、こうした「経済支配の構図」はいつまで続くのだろう。

 

今回ロシアが起こした侵略戦争は、ひょっとしたらそんな「経済の争いからの脱却」の入り口になればいいのに、と思っている。

そろそろ「リアルに倒し合うこと」の愚かさについて、人間は悟るべきではないだろうか。

 

そしてもしそうなれば、そこからが本当の「人の叡智」なのではないだろうか。