*[ウェブ進化論]お金は二の次。
時間単位で働いて報酬を得ることを時間給というが、それとは全く逆の話。
時間で労働するのではなく「時間そのものをなんとか稼ごうよ」という話。
"時は金なり"(by ベンジャミン・フランクリン)という諺があるが、すでにこの時点でどこか「お金の方が大事なもの」というニュアンスが漂っている。
むしろ逆で「金は時(間)なり」ではないだろうか。
特にコロナショックがあり、自分たちは自粛とかお金とか労働について否応なく考えさせらることになった。
世界中が1500兆円ものお金を供給して、「いったいこの先どうなるの?」と思った人は多いと思うが、それとも重なって「お金の順位の入れ替わり」が起こっているように思える。
日本人の労働時間は年に2000時間を超えていて生産性が悪い、という話は厳然とあるが、やっぱり「労働時間で稼ぐこと」が日本人には染み付いているのだ。
「労働>お金>やりがい」みたいな順序だろうか。
これが「やりがい>お金>労働」に変わってゆくと思う。
今の若い人が「とりあえず就職」をしないのは、そんな価値観の等式が自分たちの腑に落ちないからだろう。
魔法が解け、瘧が落ちたように「これまでの流れ」には乗らない、まさに奴隷状態から解放されたようなものだ。
そんな時代に、改めて仕事のことなどを考えよう。