藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

改めて生産性(6)

*[ウェブ進化論]自由になってからのこと。

今までホワイトカラーと呼ばれる人たちがしていた仕事は、実はほとんどが自動化できるもので、その波がいよいよ来ている、という話の続き。

 

誰もがしている、仕事の電話をするとか、メールを書くとか、資料を作るとか、人と人の間の調整ごとをするとか、そんなことのほとんどはコンピュータで自動化できる。

現金なもので、それを人手に頼っていた頃は「これこそが私の仕事」と誰もが思っていたものだが、よくよく考えみればそこに創造性などほとんどなかったのだ。(汗)

それはともかく。

 

ようやく「クソ仕事」から解放された人類は、ようやく呪縛から放たれることになる。

そしてちょっと途方に暮れるだろう。

何しろ「今までのやりがい」が実は大したことがなかったのだ。

気の毒に「それ」ばかりを何十年も手掛けていた先輩もたくさんいる。

そして自分もその一人である。(嘆)

 

そうした放心状態から醒めて、いよいよ考え始めたい。

自由になった8割の時間で"自分たちが考えるべきことはなんだろう"ということを。

それは国とか憲法とか家族のことかもしれないし、法律とか制度とかコミュニティのことかもしれない。

 

これからはそういう「本当に考えるべき将来を考える時代」が来るのだと思う。

まあ人類が「あらかたの労働から解放される時代」が来たと言ってもいい。

 

そんな新時代に、ようやく腰を落ち着けて入っていくのなら素晴らしいことではないだろうか。