藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

問題はなに(1)

*[ウェブ進化論]少子化への姿勢。
日本人の出生率が1.3と下げ止まらないらしい。
子供を育てるのにはお金がかかり、また若者は少子化の不景気で稼げないから結婚への意欲も湧かないのだという。
この類の話題はいつ聞いても「ニワトリと卵の話」に聞こえてしまうが、本当に少子化が問題なのであれば、よくお手本とされるフランスのように「子供を産めば儲かる」ような制度にすればいい話だ。
 
環境問題のように世界中で複雑にまたがり、また本当に正解かどうかが分からない問題ではない。
ただどのような人に聞いても「人口減はマイナスでしかない」という話には疑問が残る。
みなさん、どこか"経済"というお化けに取り憑かれてしまったのではありませんかぁ? と思うのは自分だけだろうか。
パートナーがいても結婚などはせずに暮らす、とか結婚しても特に子供は儲けず、とかもっと自由な選択が当たり前になっていいと思うが、日本人はこういうバイアスが強い島国なのだなぁと改めて思う。
 
また欧米では婚外子の比率が50%程度だというが、日本は2%台というのはいかにも低い。
日本人は"制度の急変"を特に嫌う傾向にあると思うけれど、このままずるずると放置するのは「ただの衰退」へと向かうだけなのではないだろうか。
(つづく)