藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

スマホお師匠

*[ウェブ進化論]今の自分の作り方
今のこんな自分を作ってきたのは、まあ自分なわけだが「今の自分の性格」がどう培われれてきたのか? ということについて、自分自身ではあまり深く考えないものだ。
つまり「自分が一番見えていないのは自分」ということになる(嘆)。

親兄弟でもあけすけに「ここが良くない」と助言してくれるとは限らない。

なぜなら自分たちは「批判的な指摘」に、つい感情的に反発してしまうからだ。

まさに「直言耳に痛し」だが、そうしていては成長は望めない。

誰か稽古ごとの「お師匠」のような存在が身近に欲しいと考えるのは自分だけではないだろう。

そして身近にいる。

スマホというやつが。

すでに健康管理のアプリなんかが出ているが、もっと密着した存在に。

例えば自分の発する音声は、もう24時間聞いてくれている。

電話の会話はもちろんだが、PCやLINEのテキストなんかも全部見ていて。

一日にどこへ移動して何歩歩いて、血圧や脈拍も常時モニターだ。

これくらいの分析材料でも「自分がどういう性格で、どんな生活習慣を持っているか」ということはあらかた分かるに違いない。

これをお決まりの"機械学習"の材料にしてみれば、それだけで「人間の行動性向」はかなり変わるのではないだろうか。

なにせ究極の第三者目線である。

自分に足りない点や、愚かな所業が次々に明るみに出ることになる。

そして自分に足りないものもはっきりしてくるだろう。
「もう少し人の意見を聞いてください」とか「家族に対してケアが足りていません」とか。
究極の「お師匠様」である。
 
そんなアプリの登場を待ちたい。
自分の作り直しが進むのではないだろうか。