*[ウェブ進化論]弱点の発見。
「アナタの弱点は何ですか」と問われてすぐに思い浮かぶだろうか。
反対に「あの人のよくないところは」と言われれば、たちどころに二つや三つは思いつく。
これが自分たちなのだ。
先日学生時代の友人とそんな話をしていて「お前は付き合いが悪い」「自分で勝手に決める」「貧乏ゆすりが多い」「出不精」とか立て続けに言われて驚いた。
確かにそうだ。
でも気づかなかった。
永らく会っていなかった友人でもこんな具合だから、身近にいる人たちはもっとたくさんの「何か」を感じているのに違いない。(汗)
けれどなかなかそれって言いあえないものだ。
自分の出すメールや会話を全て録音して、AIが分析してアドバイスしてくれる時代はそう遠くない(すでにコールセンター向けには導入されいるし)。
将来はAI先生に導かれ、「性格に難あり」の人はずい分減ってゆくのではないだろうか。
いくらコンピューター相手とはいえ、普段は滅多に聞けないお小言を、朝な夕なにスマホやAIスピーカーから聞かされ、しかもよく考えればその通り、となれば反省しないわけには行かないだろう。
「今の発言は不適切です」「すぐに謝罪してください」とか。
そんなジャッジをしてくれる存在が間近にいるのなら、これからのコミュニケーションはずい分円滑なものになっていくと期待できるだろうか。
そんなことを考えると、人間って生来に身勝手な生き物なのだと思う。