*[ウェブ進化論]むしろデジタル。
ネットが主戦場、などという言葉がもう古臭いくらいになってしまったが、究極の人間関係ともいえる「婚活」も本格的にネットの時代に入っているらしい。
婚活をする1/3の人たち(1000万人)がサイトを利用しているという。
そのうち「婚活テック」というものが当たり前になりそうだ。
マッチングアプリではビッグデータから相性やライフスタイルを突き合わせ、「幸せになる一人」を探してくれるらしいから、たまたま出会って勢いよく結婚してしまうよりも、よほどまともな方法なのかもしれない。
ところが。
とは言っても日本では3組に1組が離婚しているというから、むしろエラーに注目した方がいいだろう。
「エラー率3割」というのは結構なシェアである。
結婚が1/3のロシアンルーレットだとしたら怖すぎてとても挑戦できない。
離婚原因の一番は「性格の不一致(whichかと思った)」らしいので、この部分をAIが弾いてくれるだけで、破局のリスクは大幅に下がるのかもしれない。
婚活アプリを駆使するかどうかはともかく、昔の仲人さんたちのように「事前の結婚相性診断」くらいは常識になるのではないだろうか。
家柄はどうとか、職業がどうとか、家族との関係はどうとか、案外継続に重要なことってたくさんあるものだし。