藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

前歯考

*[健康]歯という相棒。

5年ほど前に友人から「歯の手入れは今のうちだぞ」と薫陶を受け、急に怖くなって歯科に通うようになった。

最初は昔喫っていたタバコの脂がついていたり、虫歯もあったりでひどいものだったが「歯は内臓の一部ですよ」と先生に言われ、それ以来定期的に通っている。

ただ自分の骨や歯は、元々あまり強くないらしく、だんだんと歯茎が痩せたり歯自体も脆くなってくる体質らしい。

こればかりはどうしようもない。(嘆)

 

それはともかく。

その少しモロくなってきた前歯が、築地のビアホールで一人飲みしていた時の「カリカリフライドチキン」を齧った途端に逝ってしまった。(嘆)

恐る恐るスマホのカメラで見てみると、見事に前歯の三分の一が欠けている。(嘆)

 

そしてまだマスクをしているとはいえ、前歯の欠けた自分の滑稽なこと。

まるでピエロである。

歯の姿形ってこれほど人間の印象を左右するものかと驚いた。

 

結果、歯の先生には「あ、ついに剥がれましたね。上からプラスチックを貼りますから今後は硬いものには気をつけてください」とのこと。

 

そうして意識してみると、前歯の役割は容姿の印象だけではなく、物を食べる上でも非常に重要な役割をしていることに気がついた。

「前歯なしに飲み食いできるものはとても少ない」のである。

 

大事なパートナーを大切にしましょう。