藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

経営の本分(1)

*[ウェブ進化論]一番譲れないもののために。

FIREという言葉がまだカゲも形もなかった50年前。

子供の頃は、まず朝は定時に学校に行かなくちゃならないし、学校に行けば小テストや宿題で「知識や解法の植え付け」があり、最後には期末テストとかボスキャラには受験というのが待っていた。

そんな決まりごとが嫌で仕方なかったが、自分にはそんなレールに抗う勇気はなかった。

 

自由に稼ぎ、自由に使える社会人に憧れていたが、社会の中にも「見えないルール」はたくさんあった。

社会人としてのルールとか、業界のルールとか。

そして何より「年功序列」というルールは知ってはいたが驚いた。

およそ能力評価ってないものだった。

もちろん業績の評価はあったが、それで自由に稼げるわけでもない。

"仕事が2倍できても給料は2倍にはならないものだ"と先輩から真顔で聞かされて驚いた。(2倍にしろや! と思ったが)

さらには。

社会に出ても自由に「自分のやりたいことがやれる」わけでもなかった。

 

なので最低限譲りたくない「やりたいことをするため」に起業したのだった。

ところが起業すると、やりたいことは確かにやれるのだが、そのほかの「知らなかったこと」とか「やりたくないこと」が別に発生してくる、ということを自分は知らなかったのだ。

(つづく)