藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

経営の本分(2)

*[ウェブ進化論]選択することが肝心。

自分は新卒でIT業界に入ってからの仕事が、段々と「本来のIT業界」からズレてきたので起業したのだったが、

起業すると会計のこととか法律のこととか、資金繰りのこととか、人のこととか。

そんな思わぬ話題が"漏れなくセットで"付いてくる。

ということを経験をした。

営業ばかりをしていたのでそんなことは知らなかったのだ。

いったん経営者になれば、そんな「どれ一つとして無視できるものはない」ということも後から知った。

 

で何が言いたいかというと「起業とFIRE」は全然違うということだ。

やりたいことや「熱中するため」に起業をするのはいいことだと思うが「起業したらFIREからは遠のいてしまう」ということになるだろう。

FIREのお手本に不動産投資とか仮想通貨が多いのは「その後の手間がないこと」が理由になっているのだと思う。

 

この辺りにFIREの新しさというか「モーレツに無私に働いて何かをやりたい」というこれまでの一方向の話ではなく、「いろんな可能性を試し、トライ&エラーを前提にして自分の進む道を決めたい」ということが本質なのだと思う。

自分なりのやりたいことを選択し、自分が納得できるところに力を注ぐ。

 

そんな自然なことがようやく当たり前にになる時代が来ているのだと思う。

自分たちシニア世代はそんな時代の流れを分かっておく必要があるだろう。