藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

成功は多様(1)

*[ウェブ進化論]私の道。

すでに「勝ったか負けたか」とか「所有の多寡」に価値観を置く、というのはもうイケてないというのは、特に若手世代では普通の価値観になっているようだ。

けれど「成功かどうか」ということについては、まだよく考えてみる余地がありそうだ。

というのも勝ち負けというのが「相手に対しての結果」なのに対して「成功かどうか」は相手がある話ではない。

つまり「他人との比較云々」という尺度からようやく「自分にとっての〇〇」という本筋のところに関心が移っているのだ。

 

思えば他人と比較してどうこう、というの実は浅薄な話で実に下らないことだが「他人と比較することで自分を測る」という手段が主流だった時代はついこの前までのことだ。

その時代では「なぜ他人との比較が必要なのか」という当たり前の問いかけは、相当な圧力で封殺されていた。

それだけ「均質化が疑いのない時代」だったのだ。

そして恐らく時代は変わった。

 

「成功かどうか」は自分が決める。

むしろ「自分なりの成功とは何か」を考える必要があるから他人のゴールはあまり参考にならないだろう。

つまり自分なりに「自分の望むことを考え、一歩づつ進む」というのは、これまでの「お手本のある成功モデル」とは全く反対の仕組みである。

こちらの方が迷いも多く、難しいことだと思う。

 

けれど「真似た成功」が存外に虚しいことは、今の大人たちはよく知っている。

自分なりの成功を考えてもらいたい。