藤野の散文-私の暗黙知-

毎日の中での気付きについて書いています

個性の色

*[ウェブ進化論]比較がなくなる。

令和になってもう5年が経つけれど、コロナ騒動もあってずっと「価値観の変化」を感じ続けている。

昭和の時代に社会人になった自分などは「これまでの常識」が洗い流されるのを目の当たりにして必死についていっているような感じだ。

「所有」とか「成長」とか「比較」とかが自分たちの時代の尺度だったけれど、そういう「横並び」が全く魅力を失う時代は「個性」とか「オリジナル」とか「楽しみ」などが大事にされる時代になってきたと思う。

 

今までの「成功とか正解とされてきたこと」がそうでもない時代になった。

思えば昭和の40年代から「大きいことはいいことだ♪」とか「モーレツ!」とかそういう分かりやすい目標とか方向性を掲げて、そこへ一斉にみんなで走り出すというのは今考えればみんなが「哲学的に悩まずに済む」方法だったのだろう。

政治でも経済でも「数が力」とよく言われたものだ。

 

これからは自由な分「自分なりを自分で探す」という工夫が必要になる。

これは案外「自分の声を自分でよく聴く」必要があるし、お手本もなく、定まった正解もなく、自分でケモノ道をいくようなことになるのだと思う。

けれど「決まったパスを、ひたすら速度を上げてゆく」という画一的な生き方ではなく「道草OK、途中でドロップオフしながら周りの風景を眺むる」なんていうのも自由だし。

 

より個性的、というのが人生の充実の基準になるのではないだろうか。